宇宙・惑星

惑う星 なぜ惑星と呼ばれるのか?

さまよう星 “惑星” = 人々を惑わせてきた!

昔の人々は、星の動きを観察して季節を感じたり、占いをしたり、星座として神話と語り伝えてきたりしました。それができたのは、星はみんな西から東に一緒になって移動していると思えたからです。

ですが、たまに東から西に“逆行”する星がいたり、同じ場所で停滞する星がいたりと、昔の人々を混乱させる星たちがいました。彼らが、昔の天文学者を悩ましたとして“惑わす星”と呼ばれるようになりました。

科学が進歩するにつれて、“逆行”する仕組みを知ることができるようになり、今では惑わされることは無くなりました!

その仕組みは、惑星は地球に近い天体でその動きがはっきり分かるためです。

他の星々も逆行するのですが、とても遠くにあるため多少動いたところで地球から見たらその変化に気づけないのです。

ちなみに惑星には、水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星があります。

冥王星も一時期惑星として数えられていたのですが、その近くに似たような大きさの星がたくさんあった事で、外されてしまいました。

肉眼で観測できるとされているのが、水星・金星・火星・木星・土星だと言われています。なので、冥王星は昔の人たちを惑わすことはなかったんだなと思いました。(笑)

私も時々、「あれは金星かな、火星かな」と夜空を見上げて思うことがあります。特に、月と並んで見えるときはとても綺麗だなと感じます。